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大文豪を目指す日記


文章を書く練習をメインに書き貯めていきたいです。
日々の生活に何かあれば、面白おかしく脚色してご紹介するかも知れません……
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* 2009年3月21日(土) アップ完了しましたー
* 2009年3月17日(火) お知らせ
* 2008年11月6日(木) お久しぶりですー
* 2008年9月12日(金) 練習2
* 2008年8月29日(金) 練習1

アップ完了しましたー
というわけで、
初の完成作のアップロードを完了いたしました。
よろしければお読みください。
2009年3月21日(土) No.426

お知らせ
お久しぶりです。
以前予告していた読み物が無事書きあがりまして、
製本されました。初めて紙媒体で物を書いて発表
させていただいた形になります。嬉しいものです。
厳密に言うと出来た本の中の十ページ位にあたる量ですが……

というわけで、予告通りこちらにもアップして
行きたいと思います。
もしよろしければどうぞ。一応、おそらく私の
書いたものの中では短いながら一番まとまった
話になっております。

全部そろってからの方が読みやすいかと思いますが……
2009年3月17日(火) No.425

お久しぶりですー
放置が続いております。申し訳ないことです。

今回は活動報告をしたいと思います。
今現在実生活の方でものを書いております。
現実に私の知り合いの方々は来年には読めるように
なるはずです。一応。
そっちに載ったあとにはこちらにもアップしようと
考えております。

……さて、どうやら本格的に誰もいらっしゃらない
ようになってきたようです。当然ですけれど。
いつか更新が続けられるようになったとき、
誰かがこの日の日記を読むと信じて。


読んでもしょーがない内容だコレー!
2008年11月6日(木) No.424

練習2
 青空のもとで、一人の女性が働いていた。
 彼女の頭上の青色は、もう空とは思えないほどに雲ひとつなく
広がり続け、遥かな視界の果てでは大地まで行きついている。
そんな青色の下で、純白のワンピースに身を包んだ女性が、これ
もまた、見渡す限りに足元を埋め尽くす緑の玉を眺めていた。
そのそれぞれが薄く輝いて見えるのは、一つ一つがしっかと大地
に根を下ろし、その身一杯に栄養を蓄えているためか、それとも
この晴天のもと、いつ降ったのか知れない水が、いつまでもその
表面を潤しているためか。また、少なくともその形を捉えること
のできるすべての玉が、違う姿をしている。
 好き勝手に場所を取る玉の間を歩きながら、遠くを見て彼女は
思った。ああ、やっぱり私では、あんまり離れちゃ判らないわ。
でも、判る人なんて二人もいれば十二分よね。
 思って、一人でくすくすと笑う。すると、何やらかさりと音が
した。その音を辿って振り返れば、どうやら少し離れていて、彼
女は踵を返して駆け出した。進路に溢れる玉の間を縫って、しば
らく行くと、音の源へたどり着いた。足を止め、その傍らに立つ。
 それは、今にも枯れ果てようとする玉であった。きらめく水は
失われ、その身を満たす輝きは薄らぎ、乾いた音を立てながらし
ぼんでゆく。やがて彼女の手のひらに収まってしまうほどの大き
さになった玉は、こき、と小さく音をたてて根元から折れ、大地
にその身を横たえた。その様子をただ見守っていた彼女は、寂し
げに微笑むと、沈黙した玉だったものに手を伸ばした。優しく数
度撫でてやり、そのあと両手でそっとそれを包み込むと、小さく
息をはいて目を閉じた。数秒の後、意を決したように肩に力を入
れ、一息に手の中のものを押しつぶした。
 目を開けて両手を離すと、ぼろぼろと枯れた欠片がこぼれた。
悲しそうにそれを見つめながら、彼女は手に付いたそれらを余さ
ず払い落した。また両手で包み込むように、大地に散らばったそ
れらをぽんぽんと叩くと、そこにあった欠片は、全てがすぐに大
地へ溶け込んでしまった。
 そうして、彼女が玉一つ分空いてしまった大地に寄り添うよう
にしゃがみこんでいると、またしても小さな音が彼女の耳に飛び
込んだ。今度のそれは、音のようであると同時に、むしろ何かの
予感のようなものだった。そしてそれは、しゃがみ込む彼女のす
ぐ隣からあふれ出ていた。
 彼女がそちらを向くと、そこには、周りのものよりもいっそう
強く光を放つ一つの玉があった。はっとしたように目を見開いた
あと、彼女の顔には笑いがこぼれた。彼女はそちらのほうに向き
なおると、まだ大地と固くつながっているように見える玉の根元
へ両手を伸ばした。確かめるようにその表面をさすりながら、玉
の底を支えるように手を添える。すると、しっかりと根を張って
いたはずの玉は、まるでそれ自体が浮き上がるように、すうっと
大地を離れ、持ち上げられた。ついには捧げるように持っていた
彼女の手をも離れ、輝きを増しながら空へと昇ってゆき、やがて
輝きそのものとなって、次の瞬間には姿を消した。
 彼女は、両手を高く掲げたままで、満足げにそれを眺めていた。
玉が姿を消してしまってから、ひらひらと両手を振って、いって
らっしゃい、と呟いた。その暖かい声は、ひとしきり空へ響き渡
り、吸い込まれた。
 視線を下ろし、彼女は何かをやり遂げたような、あるいはそれ
を見届けたような、満たされた心持で、深呼吸をした。そして、
もう一度しゃがみ込み、いつかまた芽が出るかもしれない空地を
一撫ですると、立ち上がる勢いで大きく体を伸ばし、再び、玉を
避けながら歩きだした。
 また玉の行く末を見届け、そして見送るため、玉の輝きが絶え
ないことを祈りながら、彼女は歩き続ける。
2008年9月12日(金) No.423

練習1
 危なかった。それは、心からそう思った。しばらくして、
今度は過去形でそう思えることに心から安堵した。
 今日は少々夢中になり過ぎたのだ。もうすぐで、化け物
に体を踏みちぎられるところであった。恐怖に泡立つ体を
落ち着けるため、しばらくそれはその場で縮こまっていた。
 それがこの洞窟に住み着き、なんやかやで数年が過ぎて
いた。長年生きているうちに、どうもこの世は住みにくく
なってしまった。なのであちこちさまよって、あるとき、
ここに辿り着いたのであった。
 ここを発見した当初はそれもなかなかなじめなかったよ
うで、ところどころ入り組んだ洞窟の中をさまよって地上
に出かかったり、暗闇があふれていたはずの洞窟に突如光
が訪れて面食らったりもしたが、そのうちに洞窟どうしの
つながりを覚えた。逆に、複雑な構造を利用して、上手く
光から逃げ隠れしながら、日々を過ごすようになった。食
糧についても当面不安はない。かつて、森の中で食してい
た小さく素早い獣が、ここにもいたからである。
 食糧についていえば、地上をさまよっていたころにも満
ち足りていることは多かった。しかし、やはり安定して暗
闇があふれているという点についていえば、ここはそれは
もう優秀であったのだった。
 そんなわけで、それはここに住み着いていた。ただ一つ
気になることと言えば、恐ろしい化け物が住んでいるらし
いということであった。これには、しばらく驚かされた。
一時は洞窟から身を引くことを考えたほどであった。
 化け物は、それが体を休めていると、凄まじい鳴き声と
ともに現われて、数秒間休むと、去っていく。ほとんどの
場合には、それ自身すっかり眠っていて、気付かないのだ
が、ときたま目を覚ましていると、かなり短い間隔で化け
物がやってきてはどこかへいってしまうのである。その化
け物は大体の場合同じ方へ向かっているので、どうやら群
れを成してなわばりを巡回しているようだった。
 今までその化け物に襲われたことはなかったので、それ
は、その化け物はなわばりについては寛容で、自分などの
ことは食わないものだと考えていた。とはいえども、見つ
かっていないだけかも知れなかったので、何かしらの接触
を試そうと思うことはなかった。やはり今では化け物にも
慣れ、目が覚めてしまったときには、ぼんやりと眺めてい
たりした。
 それが、今日はどうもうっかりしていた。少々早く目が
覚めてしまい、眠りなおす気分でもなかったので、食事を
しに出たのだが、寝起きだった所為か獣を一息に捕えられ
なかった。逃げる獣を追いかけたが、一度逃がしてしまう
と獣は素早い。悔しくて夢中で追いかけ、洞窟の小さな隙
間から飛びだそうとした獣を捕らえたときのことであった。
 高音と低音が入り混じるような激しい鳴き声を上げなが
ら、捕らえた獣のすぐ先に化け物が駆け込んできて、足を
止めたのである。あまりに獣に集中していて、やってくる
声に気付かなかったのだ。それは一瞬体をこわばらせたが、
すぐに洞窟の奥へと身を潜めた。そして、空回りするばか
りの思考の中で、ただ、危なかった、と思ったのだった。
 泡立つ体を小さくしていると、呻くような声を上げて化
け物が立ち去った。遠くなるその声を聞きながら、それは
やっと体を起して、獣を逃してしまったことに気がついた。
 今日のようなことはもう二度とないようにしようと思い
ながら、本格的にさみしくなった腹を満たそうと、それは
暗闇へその身を向けた。
 ある晩、誰かが地下鉄を待っていたところ、線路脇から
突然顔を出した鼠が不自然に帰っていった気がしたが、特
に何か思うこともなく家に帰ったそうである。
2008年8月29日(金) No.422

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